誤認逮捕のニュースはたまに見るし、あまり証拠が固まってないまま逮捕に至り結局嫌疑不十分で不起訴ということもあるようだ。
ただ、よほどネット関係に詳しくて証拠隠滅の対策が十分だとか、相手の女の子を完璧に押さえていて口を割らないという自信がなければ、変に否認を繰り返すと印象が悪くなり、どんどん余罪も掘り起こされるだろう。
今も再逮捕を繰り返されている盗撮魔の先生がいるが、恐らく否認をして取り調べに抵抗しているのだと思う。
普通にSNSなどで会って、というケースの場合、かなりの証拠を揃えられている。
もちろん部屋の中のことは俺のように盗撮でもしていない限り「話をしていただけだ」で突き通せると思うかも知れないが、相手の子が事前に補導され、スマホも徹底して調べられ、取り調べをされてから俺らが逮捕されるわけなので、女の子がこんなことされたと言っていることを否認するのは、間違いなく難しいし裁判でも通らないであろう。
警察が集めている証拠は、分厚い電話帳を越える厚さの書類の束だ。
例えば俺の場合、警察に見せてもらったものだけでもツイッターやカカオのログ、ホテルのカメラ(入口や廊下)の映像をプリントアウトしたもの、ホテルチェックインの際に書く宿泊票(俺はラブホではなくビジホで会っていた)、カード決済の書類、盗撮していた映像をプリントアウトしたもの等々、よくぞここまで集めたと思える量だった。
そんなもん、否認のしようがない。
恥ずかしいのはホテルのカメラやスマホの盗撮動画をプリントアウトしたものに、赤ペンを使って○で囲みながら、これは自分、これはカホさん(仮名)と書き込まなければならなかった。
俺がチ●コをなめられている画像に○で囲みながら矢印を書いて自分、と書き入れるときの情けなさ、恥ずかしさと言ったらなかった。
ほとんどの場合、被疑者の供述の内容と被害者の供述の内容を照らし合わせながら、これらの証拠を小出しにして本当のことを話すか試されている。
俺の結論とすれば、身に覚えがあるのなら変に否認に走らず、素直に認めた方が早期釈放や減刑につながるような気がする。
逮捕されたことで本気で反省していると思われた方が、いろいろ得だということを逮捕された当事者として発信しておきたい。
俺の場合勾留は18日間に及んだが、自殺防止の意味合いも強かったのだと思う。