笑ってこらえての吹奏楽の旅、今日はマーチングですか。
俺が指導者をしていた頃にマーチングが始まって、当時はここまで盛り上がりを見せるとは思ってなかったな。
前回のコンクール編は見ている途中で切なくなって思わずパチンコに出かけてしまった。
俺は小中高と吹奏楽をしていた。
間違いなく俺の青春であり、輝いた日々の大切なコンテンツだった。
見ていて、羨ましくなった。
若さって、素晴らしい。
俺も初老を迎え、あの頃のひたむきさとか純粋さは取り返す術もない。
でも、何年か後に「50代の頃はまだ体も動いて……」なんて思う日が来るはずだ。
残りの人生の中で、今がきっと一番輝ける日だ。
その毎日の連続だ。
今日も切なくなるだろうからテレビは見ないが、俺の心の底に青春の宝物が残っていることの幸せをもう一度認識しよう。
青春、何と甘酸っぱくほろ苦い、それでいて眩しい言葉か。
一生青春、そんな余生を過ごさないと。
せっかく生きているんだ。