逮捕されても前向きに生きるブログ~人生をやり直したい人たちへ~

児童買春で逮捕歴のある初老の冴えない爺さんが社会復帰に挑戦するブログ

再就職してから

かくして無事社会復帰を果たしたわけだが、アラフィフからの全く畑違いの仕事はそんなに甘くはなかった。

頭を使う仕事から体を使う仕事へ(かなり極端な言い方ですが……どの仕事も頭と体両方使いますから)変わったことのストレスや体の変調にも悩まされたが、一番心配だったのは、俺の逮捕事実がいつばれてしまうのか、という不安だった。

 

就職後何度か施設長に呼ばれることがあったが、その度に「遂にばれてしまったのか」と動悸が半端ではなかった。ドキドキしながら脂汗をかいて施設長室に行くと、「米もらったであげるよ」とか俺を気にしてくれることばかりで、その度にほっと胸を撫で下ろすことを繰り返した。

まあ、以前にも書いたように既にこのときには俺の逮捕事実はご存じだったわけだが……改めてありがたい。

 

そして、助けられたのは人間関係だった。

介護は女の職場でどうしてもある種独特の雰囲気や空気感がある。

ただ、俺の職場は比較的男が多く(と言ってもフロア10人ほどの職員に男は3人くらいの割合。これでもこの業界ではかなり多い方だと思う)、また俺が初めてついた先輩職員も30代の男性だった。この方が俺より年は20も下なのだが俺を立ててくれ、かつ本当に俺のことを大事にしてくれた。

 

例えば最初俺は手取り13万ほどしかなかったのだが、これでは生活が出来ないと副業が出来ないか相談に行ったことがある。うちは規定で副業禁止なのだが、その話を先輩にすると「それは大変でしょ」と言って、副責任者へ内線をかけ、わざわざ掛け合ってくれた。これには驚いた。

あと、これは以前も書いたのだが俺が施設を辞めると決め、先輩に報告すると、わざわざうちまで来ると言ってくれ、話を聞いてくれた。次の日早番だったというのに夜から3時間も付き合ってくれた。

 

他にもめんどくさい女がいないわけではないのだが、こんなおっさんというかじいさんのことを気遣ってくれる若い女の子もいてくれて、俺は人間関係で悩むことはほとんどなかった。

 

ただ、どこか自分の居場所ではないという気があったからか、俺は仕事でよくミスをおかした。自分でも何でこんなことが出来ないのだろう、何でこんなミスをするのだろうというくらいのレベルのことが何度も何度もあった。

 

もう絶対に自分からは辞めないと決めてからは大したミスはしていないので、やはり片足を突っ込んでいるレベルの意識が原因だったのだろう。

 

 

ここまでが逮捕前から再就職までの流れだ。

 

日々感じたことやパチンコ、風俗のことなど自己満足のブログは思い立ったら書くとして、果たして「逮捕されても前向きに生きる」ブログをどうするか……

 

逮捕されても…に第2章はない(ことを祈る。というか、社会復帰してから年齢に関わらず買春自体を止めた。全てお店で済ませているから少なくとも同じ案件での逮捕はない。あるとすれば、……いや、ない。あったら困る)ので、逮捕記事はもう書くことはない。

 

 

タイトルと趣旨は変わってしまうが、俺の女性遍歴を書いていこうかな、と思っている。

付き合った女を順に書いていきたいわけではなく、俺は人生の分岐点で必ず女で失敗している。露出狂的で恥ずかしいのだが、こんな屑な男でも一生懸命生きているということが伝わればいいかと思っている。

 

 

 

(第一章 完)