大谷、ダルビッシュ、村上、吉田をはじめ、多くのヒーローを生んだWBCだが、栗山監督の采配なくして今回の優勝は語れない。
メキシコ戦の村上のサヨナラタイムリー。
普通なら送りバントのサインを出すところ。
直前まで3三振、絶不調極まるバッター。しかも後がない試合。送れば同点はほぼ確実。
普通打たせないでしょう。
しかし、村上の前の吉田が四球で出たときに代走周東を出したということははなから同点狙いではなくここで決めると思っていたのだろう。
しかし、村上がゲッツーでも打って負けていたら非難轟々だったろうし、うまく同点になっていても好調の吉田をベンチに下げたことの批判もあっただろう。
全ての批判を受ける覚悟で村上を送り出した。これはなかなか出来ることではない。
他にもヌートバーの発掘と起用、そしてもとはといえば大谷を二刀流に育て上げたのも栗山監督。大谷が意固地になり、高卒即メジャーだったら二刀流の伝説に残る選手になれていたかどうかはかなり微妙だろう。
今回のWBCで退任するそうだが、それもまたカッコいい。
今回はダルビッシュジャパンだと監督自ら語ったそうだが、いやいやいやいや、
栗山ジャパン
本当に世界一おめでとうございます。
栗山監督だから、世界一になれたんだと思いますよ。