世の中のコロナが落ち着き始めて、警察も比較的縛りなく捜査できるようになったからか、一気に動き始めた気がする。
その度に実名報道され、中には顔写真まで全国ニュースで晒され、ネットではFacebookやTwitterのアカウントが突き止められ……
身から出た錆とは言え、釈放された後歩む人生の厳しさを思うと、いたたまれなくなる。
過ちをやり直すことが許される世の中であってほしい。
しかし、世間は厳しい。
児童買春は、その後の人生が断たれなければならないほど重罪なのか、それは人によって判断が異なるだろうが、少なくとも反省している人間にやり直すチャンスは与えられるべきだと思う。
ザ・ノンフィクションという番組で職親制度を進める、北海道の北洋建設の社長さんの話をやっていた。
受刑者を積極的に採用している余命3年を宣告された社長さん、本当に優しい方だ。
ただ、職親制度を入れている会社もまだまだわずかで、職種もかなり限られてしまう。
社会復帰せず、生活保護を受給している人もかなりいる。
20代で服役された人など、この先40年以上も生活保護での生活と考えるとやりきれないのではないか。
ただ、会社として犯罪者は避けたい思いもわかるし、受刑者も出来るならばその事実を隠したいと思う。
北洋建設の社長さんのような方が世の中にたくさん増えることを祈るしかない。