介護に関する資格は多岐にわたり、だれでも知っているものから、この業界にいても知らないものまである。
介護が全く未経験であるということを前提に話すと、とるとよい資格は三つ。
介護職員初任者研修
介護職員実務者研修
だ。
俺は釈放後通ったハローワークで、職業訓練において初任者研修を受けたことは以前のブログにも書いた通りだ。
この資格で何が出来るかと言うと、訪問介護ができるようになる。
介護職はちょっと変わっていて、施設で介護職として働く場合は無資格でも問題ない。ただ待遇をあげたり出世したりしようと思ったら介護福祉士の資格は必須だが、ただ働くだけならば無資格でもずっと働ける。
しかし、訪問介護は最低限この初任者研修の資格を持っていないと、利用者の体に触れる介助は出来ない(清掃などは出来る)。
もちろん利用者の家族は無資格でも体に触る介助は出来るのだが、他人は出来ない。だから、例えば介護タクシーの運転手は初任者研修を持っていないと、抱えて車から下ろすことも許されていない。
ただ、施設で働く場合、初任者研修を持っていても別に待遇は変わらないことが多い。俺の施設では2000円資格手当がつく程度だったが、これをとっておくと、後々実務者研修をとるときに何かと好都合だ。
最初から実務者研修をとることも可能なのだが、初任者研修は合格率がほぼ100%なのに対し、実務者研修は少しハードルが上がる。
介護福祉士になるためにはこの実務者研修の資格をもっていないとダメなのだが、履修科目がかなり多い。
ところが初任者研修を持っていると免除される科目が結構ある。
いきなり実務者研修の取得が難しい場合、介護福祉士になるためには3年の実務経験が必要になるので(不要なケースもあるがここでは割愛)、無資格で就職するくらいなら初任者研修をとった方がよい。
ただ、実務者研修がとれるなら、初任者研修を経ずいきなり実務者研修をとった方がよい。
まだ収入の話までいけない笑
次は実務者研修の話を書くことにする。
ちょっと難しいよね。