逮捕されても前向きに生きるブログ~人生をやり直したい人たちへ~

児童買春で逮捕歴のある初老の冴えない爺さんが社会復帰に挑戦するブログ

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パチ屋の面接が終わり、まだ合格するとは思っていなかったので別の働き口も探していた。

 

以前紹介を断られたところとは別に、介護の人材登録サイトはある。

俺の歳で求人があるのか見てみようと思ったが、一応名前や電話番号を登録しないとダメだった。

 

取りあえず求人の内容を見たかった俺は偽名、と言っても一文字だけ漢字を変え、携帯の番号はそのままで登録した。

 

サイトを見ているとやはり介護は求人件数は多くある。ただ、「高齢者歓迎」など具体的に自分が採用されるかどうかはその情報ではわからなかった。

そして、やはり給与は安かった。

大体基本給15万、総支給20万弱のところが圧倒的に多く、おおよその年収は賞与が2ヶ月分として20万×14ヵ月=280万、300万を越える求人はかなりレアだった。覚悟していたとは言え、やはりガックリ来た。

 

俺は釈放されてから、求人情報と合わせて、どこかに前科者、出来れば児童買春で逮捕された人が集まるサイトはないか探していた。

 

誰かと話したかった。

オフラインの人間に誰彼構わず逮捕されたことは当然話せないし、知っている人間は俺から離れていった人がほとんどだ。

苦しい胸のうちを話したい、出来れば社会復帰に向けてどんな道を歩んだのか教えて欲しかった。(このときの気持ちがこのブログを立ち上げた理由である)

 

某巨大掲示板にそういうスレがあったのだが、どうもそういう流れではなく、逮捕された経験者のほとんどが生活保護を受けており、どう社会復帰せずに生活保護を受け続けるかという情報交換が多かった。

 

そうか、やはり社会復帰は難しいんだ。

生活保護か、それはちょっとキツいな。

俺にはとてもじゃないが耐えられそうにない。

 

そういう焦りもあった。

 

給与はかなり低いが、社会に出て働けるならば仕方ないか……そう思っていた。

 

ただ、そのスレッドで社会復帰しても後で逮捕されたことがバレ、クビになった経験を持つ人の体験が何件かあった。

 

俺がこれからやろうとしていることは決して楽ではないんだな。

 

そんな覚悟も持ち始めていた。

 

偽名で登録したサイトを眺めながら、果たして俺は本当に就職できるのだろうか、そんな不安をずっと抱いていた。