逮捕されても前向きに生きるブログ~人生をやり直したい人たちへ~

児童買春で逮捕歴のある初老の冴えない爺さんが社会復帰に挑戦するブログ

登録サイトからの電話

翌日、スマホが鳴った。

 

登録したサイトからだった。

いい求人はありましたか、など質問を受け、俺は思いきって質問してみた。

 

アラフィフ、介護の経験も資格もなし

高齢者施設だと同性介護を求められることが多いと聞いたので、障害者施設を探している。

 

俺の住んでいる都道府県にそんな施設はあるか、そして果たして雇ってもらえるのか

 

担当の佐々木さん(仮名)は物腰の柔らかそうな男性で、俺の話を電話越しに真摯に聞いてくれた。

 

ただ、求人そのものがあるかという手応えを知りたいので、細かい情報は伝えなかった。そう、逮捕されたことも。

 

佐々木さんは

「わかりました。じゃあ1度調べてまた連絡しますね。ラインの登録だけしていただくと直ぐにお伝えできるので、登録していただけませんか」

 

と言った。

人の良さそうな佐々木さんの話の展開に、俺はあまり躊躇することなく佐々木さんとラインで繋がった。

 

ものの30分ほどしないうちにラインが入ってきた。

 

俺の住んでいるところからは車で2時間弱かかるところだか、今人を募集している障害者施設があり、俺のことを伝えると是非1度会いたいと言っている。

1度見学がてら面接を受けてみませんか、とのことだった。

 

こういうサイトは施設に人材を紹介し、無事に入職となると、その人の年収の何%かを紹介料として施設から徴収するシステムだ。

だから、基本すぐに面接を勧め、入職の方向に話を持っていくのが常だ。

 

当時俺はそんなことは知らず、あまりの急の展開に戸惑っていたが、向こうが会いたいと言ってくれているのならそんなありがたいことはないな、と思い少し考えた後、

「お願いします」と佐々木さんにお願いしていた。

 

面接か、

パチンコ屋のこともあるしな……

 

どちらか選べるのか、もしかして。

でも逮捕されたことがバレたらまたクビになるだろうしな……

 

いろいろ考えていた。