逮捕されても前向きに生きるブログ~人生をやり直したい人たちへ~

児童買春で逮捕歴のある初老の冴えない爺さんが社会復帰に挑戦するブログ

マンションの下見

不動産屋に査定してもらって売却情報を公開してから2ヶ月ほどで初めての下見希望が入った。

 

前にも書いたようにマンションが売れなければ自己破産をしないと、と考えていて、その期限を1年にするか、もう少し様子を見るか悩んでいたところの連絡だったので嬉しかった。

 

ただ、当然俺がまだ生活している場なので、下見の連絡が入るとその日の朝は早起きしてきちんと部屋を片付け、掃除をしないといけない。

そして、事前に鍵を不動産屋に渡すのとあわせて、その下見の時間は前後30分を含め家には帰れない。

これがなかなか面倒だった。

 

おそらく10階で見張らしもかなりよく、ウッドデッキのテラスつき、角部屋、駅近と見てもらったら必ず気に入る、というか買いたくて仕方なくなる物件だ。

ただ、心配なのは金額の設定と1Rの使い勝手。果たしてニーズはあるだろうか。

 

結局その下見の人は購入の交渉までいかず話が流れたが、それをきっかけに2週に1回ほどのペースで下見が入るようになった。具体的にいくらではダメか、というレスポンスも入るようになった。

売れるうちに売ろうかなという思いもあったが、正直借金を背負うのは避けたかったので、あまりに値引きを言ってくる場合は断りをいれた。

 

そして4ヶ月目、820万で買うという相手が出てきた。

820万でも不動産屋への支払いなどがあるため、自分の実入りは800を切るのだが、ようやく借金とならない範囲で売却出来る相手が見つかった。

 

かくして、俺は自己破産せずに済んだ。

明け渡しの日も決まり、今度は俺が新居を探す番になった。