※眠たいまま書いた記事で、今日改めて自分で読み直してみてかなり分かりづらい文面だったので少し中身を加筆しました。
介護職員初任者研修の教育訓練には、時折いろいろな施設の方が来られ、認知症とは、とか自分の施設の取り組みなどを話される時間があった。
おそらくカリキュラムの調整だと思われ、資格取得に関係ない時間なので、ずる賢い受講者はこういう時に休みを取っていた。
俺はすることもなかったし、話を聞くのは嫌いではなかったので、休まず参加していた。
その中で珍しい施設があった。
大抵の場合、女性が来られる。やはり介護は女の職場だ。
ただ、その施設は男性二人で来られていた。
そこで初めて自立支援というものに出会った。
1日に飲む水分を個人ごとに設定し、水分の出入りを管理することで健康管理をすること、寝たきりの人でもトイレで排泄をすること、片麻痺があっても歩行訓練することなど、科学的で根拠のある介護の話を聞いて、俺は興味津々だった。
介護というとどうしてもお年寄りとのふれあいとかそういう話になる。それよりも数字で管理しているのが魅力的だったのだ。
中でも、寝たきりで胃ろう(胃に穴を開け管を通し、そこから水分上になった栄養を直接注入する)であった方がリハビリを頑張って自宅に帰った、ちょっと専門的に言うと、要介護5の人が自宅復帰したという事例を聞いた。
これには驚くと同時に感動した。
読者の方も、老人ホーム(特養)と聞くと、ぼーっとした老人が死んだ目で座っている姿や、認知のひどい老人が奇声を上げたり暴れたりしているというイメージはないだろうか。
まあ、実際にそうなのだが笑、普通はどんどん元気がなくなっていくだろう老人施設で、逆に元気になって家に帰るというのは、何て素晴らしいことなんだろうと思ったのだ。
介護の仕事は感覚や経験が物を言うと言われることがある。それがあまり気に入らず、科学的介護で自立を目指すその施設にかなり関心を持った。
ただ、俺は障碍者施設に内定をもらっている。異性介護は利用者が嫌がることも多いため、女性の多い老人施設は、再就職先として俺の対象にはあまり入っていなかった。
最終的には、ここに就職することになるのだが……
縁とは不思議なものだ。
今俺は、その自立支援を推進していくメンバーに入っている。
そういうこともあり、ちょっとだけ忙しい。
その実、パチンコにも狂っていたのだが苦笑
誰も読まないし期待もしていないだろうが、たまにはパチンコの話でも書こうかな……