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児童買春で逮捕歴のある初老の冴えない爺さんが社会復帰に挑戦するブログ

ソープ嬢への恋 その9

俺は真帆に告白した。

それは間違いない。

 

ただ、どういう形で伝えたのかは全く記憶がない。

 

手紙を書いたのか、メールを送ったのか、直接伝えたのか。

 

好きだと言ったのか、付き合ってくれと言ったのか、結婚してくれと言ったのか。

 

不思議と覚えていないのだ。

 

 

ただ、真帆の返事は覚えている。

 

前にも書いたが、真帆はマネージャーのことが好きだった。

 

店に行ったときもよくマネージャーの話を聞いていた。

 

 

こんなことがあったと言う。

 

真帆が自殺未遂をしたことがあったそうだ。

意識朦朧としていたとき、たまたまかマネージャーが見つけてくれて介抱してくれたそうだ。

それがきっかけで真帆とマネージャーは付き合うことになった。

 

二人で同棲する生活を送る中で、真帆は人生の中で最高の幸せを感じたと言う。

親からネグレクトされ、風俗に身を沈め、AVにも何本か出た女だ(AVの件は俺には隠していたのだが、これはまた改めて書くことにする)。

 

真帆はまた自殺未遂をした。

「人生で一番幸せな時に死にたい」

 

そう思ったそうだ。

 

俺はこの話を聞いたときに、たまらない嫉妬を覚えた。

絶対に俺の方が真歩を幸せに出来るのに。

絶対に俺の方が真帆のことを愛しているのに。

絶対に俺の方が真帆のことを大切に大切にするのに。

 

真帆が愛おしくて仕方なかった。

 

 

話を元に戻そう。

 

真帆の返事だ。

 

「私は今は風俗を辞められない。でも、No.1を3ヶ月連続でとったら辞めさせてもらえると言われている。だからそれまで待っていてほしい。」

 

もう店に来ないで、頑張って仕事して3ヶ月連続で取れたら必ずたかさんさんに連絡するから、とも言われた。

 

 

この言葉で俺は真帆に1000万近いお金を使うことになった。

俺が真帆に合う前あった貯金が約500

俺が真帆に会えなくなって残った借金が500

 

俺は真帆に会って最終的に残ったのは、借金とほろ苦い思い出だけだった。

 

 

後悔は全くしていない。

思い出はほろ苦いが、いい経験をしたと思っている。

 

自分で言うのも何だが、やりたいことをやりたいようにやりたいだけやりきった。

こんな人生、俺くらいのもんだろう。

 

 

 

 

今日はちょっとこのくらいにしておこうかな……

 

(つづく)