高級店ということもあり、部屋に入ってから即尺即ベッドのプレイからスタートした。
俺はこの時は自分から責めるということが出来なくて(と言うよりどうしていいか分からなかった)、いつも完全に受け身だった。
そして体を洗ってもらい、大きな湯船に浸かり、マットプレイをした。
俺は多分いろいろプレイしながら、雑誌を見て来たこと、教員をしているが精神疾患で休んでいること、教員を辞めようかと思っていることなどを話した。
もともと俺は話し好きで、風俗でもよく身の上話をしていた。ちーと別れてから彼女らしい彼女も出来たことはなく、無芸無趣味で休みの日は普通に家でグータラしていることが平気で出来た。
3回戦が基本だったが俺はベッドとマットで十分で、マットが終わったあとはベッドで横になりながら、真帆の頭を撫で、いろんな身の上話をしていた。
時間が来て服を着ているとき、真帆が俺に話しかけた。
「たかさんさん、明日会えない?ご飯でも一緒に。」
驚いた。
この時俺は舞い上がることはなかった。
風俗嬢が店外で会おうというなんて、金の無心か、よく考えて逆に身の上相談かそんなもんだ。逆ナンパされるほど俺はイケメンでも何でもない。
まあいいか。
金を貸してくれと言われても断ればいいし、ただ飯を食べるだけならちょっとしたデートだ。俺がご馳走しよう。
少し考え、俺はOKした。
その場で携帯番号とメールアドレスの交換をして、俺は真帆に見送られた。
(つづく)