逮捕されても前向きに生きるブログ~人生をやり直したい人たちへ~

児童買春で逮捕歴のある初老の冴えない爺さんが社会復帰に挑戦するブログ

援交で一番危ない目にあったこと

西暦で言えばまだ2000年代になっていなかった頃である。

 

児ポ法はなかったが、育成条例はあった。

今でこそ児童買春での逮捕報道は毎日のように見るが、当時は育成条例違反でそ逮捕されるニュースはほとんどなかった。

 

とは言え、当時は教員をしていたのでかなり危険な遊びではあった。

 

写メは事前に必ず交換するようにしていた。

写メをくれない女で当たりの女は0と言ってよかった。

このときは俺もまだ20代だったので、普通に写メを交換していた。(歳をとったらどうしていたかはまた改めて書こうかな。)

 

 

スタビで募集をしていた17の子と会うことになった。

条件はキス、フェラ、生外でホ別4万だった。

 

なぜこんなに明確に覚えているかと言えば、必ずこの条件だったからだ。

値段は写メ次第でマックス5万と決めていて、最低3万だった。

今の相場だとまあまあ高いが、当時はこんなものだった。

 

ただ挿入にはこだわらなく、プチもしていた。それは2がマックスだった。

 

生OKにする方法も自分で編み出していた。

俺自体のスペックは低く、次第に皮膚病もひどくなってなかなか醜い体ではあったが、それでも会えるためのコツというかテクニックというか、そういうものは自然に身に付けていった。

 

コンビニ前で待ち合わせし、写メよりもちょっとぽちゃっとはしていたが、顔も悪くなかったのでそのまま会うことにした。

(と言うことは会わないこともあったということだ。それはまた改めて……)

 

会うとき、財布の中身は気を配っていた。

当時カード類はテレカ(分かるかな…)くらいだったが、お金は渡す分とホテル代+5000くらいしかいれなかった。シャワーを浴びているときに抜く女がいると聞いたことがあったからだ。(俺はその被害に会ったことはこの前も後も一度もなかったが…)

 

ただ、ちょうど前日に病院に行ってきて、普段は持っていなかった保険証が財布に挟んであった。今のようにカードにはなっていなかったので、パスポートサイズの紙製だった。

これをシャツの胸ポケットに入れ直した。

これがまずかった。

 

ホテルに入り、別々にシャワーを浴び、いざベッドで唇を合わせようとすると、ふっと顔をよける。

「キスは嫌」

 

話が違う。

 

でも、変な雰囲気になるのも嫌だったのでひととおり攻めたあと、

「なめてくれる?」

と言うと、これも

「嫌」

だと言う。

 

 

さすがに俺も不機嫌になり、立つものも立たなくなった。

 

すっかり冷めてしまった俺は

「もういいわ。止める。ただ全部は払わんぞ。約束が違う。」

 

そう言って服を着た。

 

女は

「いくらくれるの」

と聞くので、イッてもいない俺は

「1万」

と答えた。

 

すると、女はいきなりベッドから起き上がり、真っ裸のまんま服を着終わった俺のズボンから財布を取ろうとした。

 

何をするんや、と突き飛ばすと、相手の女は怒髪天を衝く勢いで裸のまま俺に殴りかかってきた。

 

本当にドン引きする勢いだった。

 

ただ、俺に悪い点はない(買う時点で悪いのだが(^_^;))ので、俺も応戦し女にビンタを食らわすくらい本気で殴り合った。

 

ただ、その時胸のポケットにささっていた保険証を女に取られた。

 

ヤバい。

 

女はそれを見ても何かは分からないだろうが、俺が教員であることと俺の名前はもちろんほとんどの個人情報がそこに詰まっている。

 

おまけに当時のガラケーのへし折られた。

ちなみに二つ折りではない。

相手の女もそれくらい本気だった。

 

 

保険証は何とか取り返さないといけないが、これ以上お互いが暴れてホテルの従業員に来られても俺の人生は終わる。

 

急に冷静になった俺は、仕方なく4万全て渡した。

 

金を受け取った女は保険証を俺に投げつけると、あわただしく服を着てそのまま部屋を出ていった。

 

 

修羅場と化した部屋に取り残された俺は暫く呆然とした後、急に襲う激しい後悔の念に苛まれた。

 

個人情報は取り返し、何とか人生を繋ぎ止めたものの、わざわざ遠くまで車で来て俺は一体何をやってるんだ……

 

ひっかかれ血がにじむ腕をさすり、俺は部屋を後にした。

 

そして、家に帰る道すがら、docomoにより新しい携帯を買った。

 

 

何か気まずく、女にさっきはごめん、とメールを送ってみた。

 

MAILER-DAEMON

 

既にメアドは変わっていた。

 

援交は美人局にあうなど、男もある程度リスクを伴うが、俺は脅されたとかいう経験はない。

 

ただ、この件が逮捕された以外で一番危険で、かつ衝撃的だった。

 

これに懲りず、まだまだ続けてしまったのだが…(^_^;)

 

 

この時に止めていれば、俺の人生はもう少しまともだったろうに。

 

まあ、でも仕方ない。

病気なんだから。

 

今でも十分幸せだ。

周りの人は不幸にしちゃったけど。