逮捕されても前向きに生きるブログ~人生をやり直したい人たちへ~

児童買春で逮捕歴のある初老の冴えない爺さんが社会復帰に挑戦するブログ

逮捕15日目 その1

7:00に起き、点呼、清掃、朝食、運動といつもと変わらない日々が始まる。

 

朝食はご飯、のりたま、のりの佃煮、たくわん2枚にワカメの味噌汁とおかずはご飯のお供ばかり。釈放後いろいろな人の体験記を読んで知ったが、結構俺の入っていた警察署のご飯は貧相な方らしかった。

 

俺もこの頃にはせめて卵焼きくらい出ないのかな、と犯罪者のくせに生意気なことを考えるだけの心の余裕が出始めていた。

 

8:30の運動の時間には留置者のほとんどが1ヵ所に集まる。もう警察のご厄介になるのは慣れているという、いかにも、という人もそこかしこにいるわけで、あまりいい気はしなかった。

俺は運動に呼ばれるのはいつも最後の方だったので、もしかするとパニック障害のことやそういう雰囲気のよくない人と居合わせるのを避けてくれたという配慮があったのかな、と思う。

 

禿げたおっさんが、「昔はたばこも吸えたのにな」なんて話をしている。運動の時間、タバコを2本まで支給されるサービス?が割と最近まであったそうで、買うことも出来たようだ。他にもジュースや昼には冷やしうどんなどを食べられたそうだが、今はジュースは買えるものの週に一回だし、店屋物は出前をしてくれるところがほぼなくなったそうだ。

俺の入っていた警察署も自弁は頼めるには頼めたが、おそらく一つの店舗しかないだろうと思えるメニューの貧相さであった。

 

11:30、会社から正式に解雇通知が届いた。

分かってはいたことだったが、見ると発作が起きそうだったので、警官に頼んで俺の個人ロッカーに入れてもらった。

併せて前の注文の時に頼んでいた葉書が届いたので、親宛に手紙を書いた。