昨日夜勤だったのだが、他フロアの利用者が急変し緊急搬送したものの亡くなった。
俺もこの仕事が4年目になり、死そのものには抵抗力がついた、というと言い方は変だが、冷静に対応できた。
俺一人で判断するのではなく、同じ夜勤者が4人いて、みんな集まって判断をするのだが、このまま状態を観察するのか救急車を呼ぶのかの判断は難しい。
昨日は状態は変だったが、バイタルはそれほど異常がなかったのが、急に血圧もSPO2も測定出来なくなり、呼吸も努力呼吸と言って死に間際の肩呼吸に変わっていたので、その場で搬送の判断が出来た。
夜勤者に俺より経験がある人はいたのだが、俺は最年長なので昨日は俺が判断した。
これから経験を積むと、そういう判断をする機会も増えるだろう。
こればかりは慣れるしかないな、と感じた。
1年目は夜勤の出勤前は吐き気が止まらず、パニック障害の発作が出たこともあるくらい緊張した。
今は夜勤だと嬉しい。手当ても貰えるし、何せ普段出来ない事務仕事がはかどる。
ただ、やっぱり夜勤は怖い。
高齢者施設というのは言い方は悪いがみんな棺桶に片足を突っ込んでいる人ばかりだ。
何があってもおかしくない。
しかし、昨日は疲れた。