これは裁判の言葉だと思うが、取調べでも同じようなことが行われる。
ちょっと記憶が薄れている。
取調室に入ってすぐだったか、私物を預けさせられた後か、身辺調書をとった後か、いつ行われたか覚えていないが、間違いなく初日にあった。
警察24時でよく、パトカーの中で逮捕事実を読み上げられ、これについてどう思うかと聞かれる、あんな感じである。
取調室では、それを文面で見せられ、読み上げられた。
当然そこには「18歳未満と知りながら」の文言が入っている。
これを否認すれば、何とかなると思っていた。
ただ、「年は知らなかった」なんてのは芸がなさすぎる。どだいSNSのやり取りで年は知っており、それはすぐばれると思っていた。
そこで、年は聞いてはいたが、嘘だと思っていた。そのサイトには18歳未満の女性はおらず、単純に相手が値段をつり上げるために、18歳未満だと言っていると思った、というような供述をした。
釈放された後いろいろ調べてわかったのだが、この時の反応が二つの意味で大事らしい。
一つ目は、この時の供述がマスコミに流れること。
もちろん一言一句警察からマスコミへの会見で伝えられるわけではない。
「私が~~をしたのに間違いはありません、と供述しているとのことです」
「犯行を否認しているとのことです」
とよくニュースで流れると思うが、警察の読み上げに少しでも違うことを言えば基本的に否認扱いで報道されるらしい。
俺の場合は一部犯行を否認、という形で報道されていた。
二つ目の意味が、ここで素直に認めるかどうかで、勾留の有無が変わる可能性があるということ。
少なくとも俺の場合、おそらくこの場で認めておけばおそらくすぐに釈放され、在宅捜査になっていたと思われる。
もし、このブログの読者で今後逮捕されることがある方は、事実に間違いなければ素直に認めた方がよいとアドバイスする(そんなアドバイスが役に立つ日が来ないことが一番よいのだが……)。
その理由はおいおいブログに書いていくが、そんな小手先の嘘や芝居をしたところで警察や検察には全く通用しない。
もちろん、やってもいないことを認めてはいけないし、知らなかったことは知らないと言えばよい。
ただ、警察も逮捕状をとってくるのは基本的にはそれなりの証拠を固めているということだ。
勾留生活は本当に堪える。
そういったこともなるべくリアルに書いていこうと思う。
※明日から久々に連休なので、旅行に出かけます。更新少し先になります。ご了承ください。