逮捕されても前向きに生きるブログ~人生をやり直したい人たちへ~

児童買春で逮捕歴のある初老の冴えない爺さんが社会復帰に挑戦するブログ

看守さんの仕事

日々日記の形で事実だけ書き留めていた記録なのだが、それ以外に自分の考えていることや気持ちを書きなぐったものがでできた。

今日はそのうちの一つを書きたい。

逮捕11日目に「看守さんの仕事」というタイトルで書いている。

 

ここの看守さんは誰も彼も本当に優しい。年配のいかにも優しいという人はもちろん、強面の人も一番自分のことを気遣ってくれる人だ。若い人の中にはちょっと生意気な人も一人や二人いるが(三交代らしい)みんな優しい。

 

給料はいくらか知らないが、正直税金の無駄遣い。やっていることと言えば、自分たち犯罪者(被疑者)の小間使いにすぎない。三度のめしを配り、お茶を配り、「水」と呼ばれれば水を汲み、本交換に付き合い、接見や護送、1日2回の検室の時には身体検査に金属探知。「口腔確認!」「頭部よし、前面よし、背面よし、」「金探 前面確認!」「背面確認!」「右足よし!」「左足よし!」この繰り返し。洗濯までしている。

 

年を取った人の仕事としては楽でいいだろうが若い人はここで一体何を学ぶのかと思うやり手がいるのではないだろうか。薄暗い中で夜も座ってボーッと監視。護送があれば荷物を全部出させる。つまらない仕事だ。

(つづく)

 

※ちなみにこのときの俺は全く無知だったのでこんなことを書いているが、留置担当の若手はエリートコースというのが一般的らしい。前にも書いたが、この留置担当をしながら、勾留されている地域の暴力団や危険人物の顔や性格を覚えていくそうだ。